それでですね、(つづきのつづき)

「○○の中心で〜を叫ぶ」っていう感じのキャッチコピーをたくさん聞いたけれど、この言葉は、(言葉だけで考えると)今いる場所や時間を大事にしているように見えて、実は中心が自分なのではないかと思ったのです。「中心で叫ぶ」ので、イメージとしてはなんとなく放射線状な感じ。
そして「西に極楽がある」っていう考え方は、どこか遠く、はるか彼方にあこがれているようでいて、実は一週回っています。あこがれや尊敬や崇拝が、自分では見ることのできない自分の背中に戻ってくる。
たくさん発散しているようで中心しかないのと、まっすぐ進んだつもりが循環して戻ってくるのと。
そんなふうに考えたのでした。