ホッツ追悼の本。
今、とても複雑な気持ちです。
今度のコミックマーケットには、細野晴彦追悼の同人誌が出される予定です。
私にもお声がかかり、原稿を書くことになりました。
「ほっつにプロデュースされた人として裏話を暴露しちゃえ!」
というお題です。
楽しく書きたい。と思うのです。
少し斜に構えるぐらいがちょうどいいのかもしれない、とも思います。
ちょっと強がったりして。
『ほっつってこんなバカだったんだよね〜(はあと)」
って感じの明るいノリの思い出話を書きたいのです。
でも、いざ書こうとすると、寂しくて仕方がありません。
悲しいな。
ホッツがいないことが、悲しいな。
ばーか、ばーか、ほっつのばーか。
いなくなるなんて。
それをもう一度、事細かく思い出して、楽しい雰囲気で書くなんて、
心の中をえぐられるようです。
でも、書くからには・・・
重苦しく書くことは、誰にとっても良くない。
ホッツにもきっとダメだしされちゃう。
「レイちゃん、これはダメですよ、要は、エクリチュールにおける等価交換というものは、もしくはラカン的な鏡像段階におけるメタな自意識としての筆記行為というものはですね、」
声が聞こえるようです。