郵便的、ML的

今日はメーリングリストについて感じたことを書きます。

紙のお手紙は送ったら手元に残らないので、
送った人のところに押しかけていって読ませてもらわないと
もう一度読むことはできません。

Eメールは送信履歴が残るから、読もうと思えばいつでも読めるけれど
普段は自分で書いたメールを読み返すということはしません。

でもメーリングリストを利用すると、自分にも配信されちゃうので
何かの拍子に開封してしまうことが結構あります。



私の参加しているメーリングリスト
友人のコスプレ・ライター夏一葉さんがこんなことを書いていました。

『昨日はキャットファイトの番組で、
フルーチェまみれになるヌルヌルマッチ(ウェットアンドメッシー)
をやりまして、久しぶりだったので筋肉痛です。』


わたしはそのメールの返信をメーリングリストに流しました。
どういう内容かというと
「闘いながらフルーチェを食べたりできるのかなあ?
おいしそうだなあ、」
という感想です。

そしたら、この間まちがえて、
メーリングリストで配信された自分宛のメールを開けてしまいました。

読んでみて、なんてばかなこと書いたんだろうと思って、
自分にびっくりしました。

ウェットアンドメッシーって目的はセクシャルな所にあって、
大人な世界なわけです。

私はフルーチェが好きなので
スプーンを持って観にいきたいな、とか、何味かな?、とか
牧歌的なことを考えていました。

私は自分がちょっとなさけなくなりました。



あしながおじさん』のジュディは、
「プールにいっぱいのゼリービーンズの中に飛び込んだら泳げるか?泳げないか?」
という議題で議論して、
「絶対、泳げない。だって、ゼリービーンズのプールで溺れ死ぬなんて、ものすごくステキだから」
ということを主張していました。

いまだに自分は文学少女の夢想を生きてるのかと思って、
成長のなさにがっかりしました。

と同時に、見たくない自分を付きつきけてきた
メーリングリストの郵便的な局面に感じ入りました。

でも「誤配」じゃなくて、正確に配達された結果、
自分宛てに、自分が書いた、他人に向かって発信したメッセージが届けられるのだから、
なんだか複雑だなあ、と思いました。

以上です。