図書委員長的メガネ映画 その2

Ray-Ray2004-04-06

またまた図書委員長的メガネ映画を推薦します〜☆
前の日記で「ナインス・ゲート」を紹介しました。『ナインス・ゲート』で主人公を演じたジョニー・デップは、他の映画でもメガネをかけています。

『スリーピーホロウ』は1799年という設定なので、皆さんの着ているお洋服がとっても素敵!胸が大きく開いていて、ウエストが絞られていて、ふんわり長いスカート!

この映画でジョニー・デップが演じた役は、捜査官イカボッド・クレーンさんです。彼は常に科学的・理性的であることをモットーにしています。謎の多い連続殺人事件を捜査するため、田舎の村スリーピーホロウへ派遣されるのです。
村人は首無し騎士の亡霊の仕業だと信じて、とても怯えています。イカボッドさんは内心とってもこわがっているのですが、科学で全て説明できるんだ!という信念があるので、がんばって調べはじめます。

イカボッドさんは亡霊をみて失神してしまったり、助手の少年を盾にしたりと、結構情けないです。「ナインス・ゲート」の時とはまた違った情けなさ・・・
「非科学的」な世界が恐いから、一生懸命「科学的」であろうとしている、でもオバケが出るとやっぱり恐い。「恐くない恐くない恐くない、やっぱり恐いー!キューバタン☆」(倒れる)っていう感じです。

イカボッドさんが科学捜査するとき、いろんな器具を使うのですが、その中に、何かいっぱい目盛りとかレバーとかレンズとかがついたメガネがあります。
死体を前にして、平静を装いながらカバンを開ける。下を向いてごそごそして何かを装着。顔を上げると、ジャーン!すごいメガネ!!!
頭だけロボットみたいになっちゃうメガネなのです。まるでサイボーグ。

イカボッドさんの捜査の方法は、私たちからみるとあんまり科学的だとは思えません。怪しい緑色の粉を振り掛けると、シュワーって煙が上がって、それで「よし、科学的反応があったから、何かで強く殴られたに違いない。」とか言うんです。

他方、首無し騎士や、騎士を操ってる魔女、イカボッドさんを助けてくれる魔女、魔方陣を書く少女カトリーヌのしていることは、オカルト的なのですが、ちゃんと理屈があって、順番があって、筋が通っている。

イカボッドさんは魔術を否定するのですが、自分自身がまるで魔法使いみたい。黒魔術と白魔術と科学という魔術・・・そして科学にはメガネ。


ちょっと恐いシーンもありますが、おもしろいですよ〜ぜひ見てくださいね!